大阪といえば「通天閣」。「通天閣」といえば「新世界」。
今回は大阪の観光スポット「新世界」をご紹介します。
「新世界」の歴史
「新世界」は大阪市浪速区恵比須東にあるエリアのことを指しています。
1903年にこの地で第5回内国勧業博覧会が開催され、その跡地を利用して1912年に通天閣とルナパークという遊園地が開業し、「新世界」という名称が付けられ、通天閣の周りには映画館や劇場がたくさん立ち並びました。
ルナパーク開業の2年後には千日前には楽天地が開業し、新世界と難波は繁華街として栄えていきました。
しかし、楽天地の開業の影響もありルナパークの集客は振るわず、1923年には閉園、その後第二次世界大戦で被災。
戦後は、労働者の街として知られるようになり、暴動がニュースでたびたび報じられ新世界は怖い場所というイメージがつきました。
現在はというと、新世界は串カツ屋さんなどの飲食店が増え、国内外からの旅行者、特に海外からの旅行者の観光に人気のエリアとなっています。
難波から新世界まで
大阪旅行の人気スポット難波と新世界。せっかくなのでどちらも楽しみたいですよね。
難波~新世界間の移動は大阪メトロ御堂筋線や南海電車が早くて便利ですが、歩いても30分ほどで移動することができます。今回は難波から新世界までブラブラと歩いてみました。
高島屋大阪店
新世界へは高島屋大阪店前からスタートします。
高島屋の向かい側にはマルイやエディオンがあり、その間にある道路は現在社会実験として車の往来を止め歩行者天国となっています。
日本橋
東京でいうところの秋葉原。日本橋筋商店街「でんでんタウン」をまっすぐ歩きます。
現在はオタロードととも言われているようですが、電気屋さんよりもトレカやアニメグッズ、フィギュアのショップが多くみられました。
通天閣本通
「通天閣本通商店会」の入り口です。この道が通天閣のメインストリートとなります。
約200mほどの間に喫茶店、居酒屋などのお店が並んでいます。
新世界市場
通天閣本通から新世界市場への入り口があります。
新世界市場は100mほどと短い距離ですが、顔ハメパネルがあちこちに設置されていました。
テレビで見たことのあるヒョウ柄の洋服屋さんがありましたが今回は素通りしてしまったので、次は掘り出し物を探してみます。
通天閣
新世界市場を抜けるとすぐに通天閣展望台入口です。
通天閣周辺のグルメ
串カツ
新世界のグルメといえば串カツが有名ですが、やはり通天閣周辺にはたくさんの串カツ屋さんが軒を連ねていました。
お昼時はどのお店も超満員で行列ができていました。
日本一の串かつ 横綱
新世界の中心に「新世界本館」「通天閣店」の2店舗が向かいあっています。
串カツ以外のメニューも豊富で、大人数だとMEGA盛りがおすすめです。
大吉
平日だと90分食べ飲み放題がお得です。
最大50名までの宴会が可能です。
喫茶店
新世界には昭和レトロな喫茶店がたくさんあります。
歩き疲れたら喫茶店で休憩してみてはいかがでしょうか。
ドレミ
1967年開業の「ドレミ」は通天閣の真下にあります。
昔ながらのプリンアラモードは若い女性に人気があります。
ニューワールド
ジャンジャン横丁にある喫茶店「ニューワールド」。
クリームソーダ、いちごフロート、ミックスジュースフロートなどフロート系の種類が豊富です。
千成屋珈琲
こちらもジャンジャン横丁にある喫茶店。創業は1948年だそうです。
ミックスジュース発祥のお店として知られている喫茶店です。
通天閣周辺の劇場
新世界 東映、日劇
ひとつの建物に3つの映画館が営業しています(もう一つはピンク映画館)。
朝日劇場
大衆演劇の老舗劇場です。毎月劇団が変わり公演されています。
スケジュール等は公式Twitterでご確認ください。
新世界へのアクセス
今回ご紹介したように、新世界へは難波から歩いて行くことが可能です。
高島屋から通天閣までは歩いて約25分、距離にして1.8㎞ほどです。
その他の交通機関は、
大阪メトロ 堺筋線、谷町線 「恵美須町」駅 すぐ
大阪メトロ 堺筋線、御堂筋線 「動物園前」駅 すぐ
JR西日本 「新今宮」駅 すぐ
南海本線、高野線 「新今宮」駅から徒歩9分、700m
大阪メトロ 御堂筋線、谷町線、阪堺電車、JR 「天王寺」駅から徒歩17分、1.4km
関西空港からは南海空港線 空港急行利用「新今宮」駅まで53分、JR 特急はるか利用「新今宮」駅まで51分
と、アクセスはバツグンです。
新世界の宿泊
新世界から南海新今宮駅方面に歩いて行くと、2022年4月に開業した星野リゾートのホテルOMO7大阪があります。
お世辞にも綺麗とは言えない新世界、新今宮の街並みにそびえたつOMO7大阪。
外から眺めただけですが、敷地内はゆったりと落ち着いた印象でしたので、オンとオフ?中と外のギャップを楽しめるのではないでしょうか。一度宿泊してみたいと思いました。
そのほか、バックパッカーにはおすすめのお安く泊まれるホテルも多数あります。
難波、天王寺、梅田にも行きやすいので、とにかく宿泊予算を抑えたい方には新世界周辺のホテルはおすすめですよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか。以前は怖いイメージがあった新世界ですが、明るくに賑やかで安心して散策することができました。
また昭和の時代からあるお店も多く、お店の看板のフォントや色使い、装飾を眺めているとあっという間に時間が経ってしまいます。
昭和レトロが好きな方には新世界は堪らない場所だと思います。
コテコテの大阪を満喫できる、新世界。大阪旅行では外せない観光スポットです。